フェアトレードについて私たちが考えていることを伝える上で新しい挑戦になりました!
単なる募金は私たちにとって非日常的行為ですが、お買い物は私たちの日常の中にあります。
その点でフェアトレードは私たちの日常から、社会を良くしようと試みることのできる手段です。
実際にモノがあるから、理念だけじゃなくて目に見える点も良いですね。
しかし、販売の現場では、商品を買ってほしいがゆえに、また消費者の方々も買うことを前提にするがゆえに
なかなか本当に伝えたいことを伝えるのは難しいものです。
まずは近づいてほしいから、と注目を集められるような工夫をする。
まずは知ってほしいから、と説明をできるだけ簡潔にする。
できるだけ買って実感してほしいから、ととにかく商品の魅力を伝える。
次第に売り方は上手になっていく、、、(笑)
だけど、私たちの目的は「売ること」ではない!
フェアトレード商品を単純に売ったからといって、よりよい社会になるのか、それは非常に疑問だ。
だけど今日、私たちの日常的な消費が様々な問題と密接に関係していることは確からしい。
じゃあ、もっと「モノを買う」ということ「モノを使う」ということ「モノを捨てる」ということ
ひっくるめて「消費する」ということについて一緒に考えていきたい。
フェアトレード(公正な取引)はその名前からして、対話を必要とするもの。
モノを通して、日常の消費を通して、その向こう側(素敵なストーリーや問題の背景)について
「フェア(公正)」って何かについて
トモに考えていきたいのです。
そんな思いのもと
映画監督の長谷井宏紀さん、音楽家兼哲学者の総理さん、JICA関西さん、兵庫県国際交流協会さんとともに
私たちの思いをつたえながら、参加者の方々と対話できるような機会をつくってみました。
なかなか思うようにいかないことばかりでしたが、これもまた良いチャレンジだったと思います。